タミフル製造元因果関係を否定

中日新聞22日朝刊〔ジュネーブ=共同〕の記事によれば、タミフル製造元スイスロッシュは「タミフルに服用と異常行動は因果関係がないとする声明を発表した」とのこと。
中外製薬厚労省はこの考え方にしたがっているのだろうことは明白。
さらに、記事には「ロッシュは臨床的な研究の結果として、タミフルを服用したインフルエンザ患者と服用しなかった患者の異常行動の起きる比率は同程度と主張。」「服用していたほうが異常行動の比率が低いデータもある」と発表。
ここで、問題は「異常行動の定義」か。熱にうなされればちょとはおかしなことをしたり言ったりするだろうな。自分にも記憶がある。40度近い熱が出たこどものころ、頭が押しつぶされるような気がしてぐずったことがあった。でも起き上がって走り出すような力はなかった。タミフルは高熱を下げる。そのため、起き上がることができ走り出すこともできる。その結果、死亡するような事故が起こってしまったとすればこれはどう説明されるのか?高熱に因る異常行動とタミフルに因る異常行動は質、結果ともに違うのではないか?単に異常行動の比率をもって因果関係がないと発表するのは如何なものだろう。現時点で因果関係ありとは言えないだろうことは容易に予想できるが・・・。
世界的レベルで大きな力が働いていると以下の記事は言ってる。
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/11/post_1655.html

なお、中外製薬は緊急安全性情報を発表した
http://www.chugai-pharm.co.jp/html/info/070321.html