因果関係

ようやくタミフル(原則)使用中止指示が出たとのニュースがにぎやかだ。ただ、10代に限りだ。成人(20才以上)はほんとにだいじょぶか?9才は?
《屁理屈コーナー》
製薬会社と厚労省はいまだに因果関係を認めない。異常行動がタミフルの作用かどうかわからないから否定的というのだが、わからないのが理由なら、否定も肯定もできないということではないのだろうか?「できた子供が、自分の子かどうかわからないから自分の子ではない」と言ってるのと論理的に違わないように思うが?
当該製薬会社には当然のように厚労省から天下り職員がいるそうだ。現時点での判断が製薬会社に不利にならないように発表するのは今までどおり天下りの職場を確保するための交換条件ではないといえるだろうか。それも否定的と釈明するのだろうなぁ。危険かもしれないものに対する判断を先送りしているとしか見えないのだが、如何なものだろう。
インフルエンザの治療ガイドラインとかはどうなってるのだろう?
一方処方した医師においては、「タミフルをのませるかどうかは親の判断」といっておけば処方料が手に入り異常行動が発現しても責任がかからない?なんておかしくないか。
タミフルの役割は「変異型(新型)ウイルスによる大流行を防ぐこと」と限定できないのか。国、自治体がそういう事態に対応するために保管予算を計上していたはずだ。危機管理に必要だからと早く承認した薬剤の使用が本来の目的でない日常診療に使われていることに対する安全管理がまったくなされていないのも、厚労省に不作為責任があるのではないか。
犠牲になったかたがたの冥福をお祈り申し上げます